ビットベース

まるで第二の個室のような倉庫

ビットベース(BiT BASE)は、バイクメーカーのヤマハ発動機のグループ企業である株式会社ワイズギアが製造・販売していたバイク向けガレージです。

ビットベースのコンセプトは個人でバイクを愛する人のための使いやすい倉庫ということであり、大人のライダーのために企画・設計されたものとなっています。

ガレージとしては二輪車用となっており、大きさはちょうどバイクが1台分とアクセサリーや工具などを入れることができる大きさになっています。

バイク1台だけ収納しても十分な空きスペースがあるので、棚などを置いてもいいですし自転車を一緒に1台収納するというような使い方もできます。

特徴的なのがバイク本体だけでなく、ヘルメットやグローブ、ブーツ、ジャケットなども一緒にそこに納めることができるような収納スペースをつけてあるということです。

そのため内部にはヘルメットやブーツ類を奥のにちょうどよい棚や、ジャケットなどをぶら下げることができるハンガーレールがあったりします。

バイクは本体以外にもなにかと荷物が必要になるものですが、それらを1つの収納スペースにおさめることができるのは大変利便性が高い仕様であると言えます。

ビットベースの構造的特徴

ビットベースでは、外部からの衝撃や風雨に対して強い防護機能を持つ頑丈な作りをしていることが大きな特徴になっています。

ビットベースの外壁や柱部分に仕様されている鋼板は亜鉛メッキを使用した「ガルバリウム鋼板」というもので、これは野球場の屋根などにも使用されているものと同じ素材です。

そのため大変頑強な強度をしているとともに、長年にわたって腐食などを起こしにくい耐久力を持っています。

また頑丈な外装とは対照的に内部の壁面は木材で囲われており、見た目にも落ち着いて使用できるまるで居室のような雰囲気があります。

この木材は木目の美しさと耐久力で知られる針葉樹ベニア板によるもので、扉内側や床部分にはまた異なる材質を選ぶなどこだわりのつくりこみがされています。

さらに密閉した倉庫に通気性を確保するために大き目の通気口がつけられており、大切なバイクを湿気やホコリから守ります。

購入方法など

ビットベースを購入するときには、全国のヤマハのディーラーショップや提携店に申し込みをすることができます。

価格は配送や設置量によってまたかなり変わりますが、本体価格はだいたい40万円程度です。

納品は既に完成したコンテナケースとして配送されてくるので、設置を希望するスペースには2トントラックが入れる大きな道が近くにあることや、クレーンを入れることができるスペースがある必要があります。