ロイヤルエンフィールドの歴史

世界最古のバイクメーカーの1つ

世界各国にあるバイクメーカーというと、古いメーカーになると、1900年頃から始まります。
このメーカーも、そのような世界最古のバイクメーカーの1つであり、1901年バイク製造を開始します。

元々は、ミシン部品や機械部品などを製造する会社であり、イギリス南部で操業を開始します。
1892年になると、ザ・エンフィールドという名前の会社で、自転車製造を開始します。
自転車の販売が軌道に乗ると、別部門を作り、自動車製造を始めます。
自動車製造部門が会社から独立し、エンフィールドサイクルカンパニーとなり、バイク製造を始めました。

エンフィールドは、会社のあった場所の名前であり、地名から社名にしています。
こうして、1901年になると、エンジン付きの自転車を製造し、これが、会社初のバイクとなります。
全体的にデザインされたバイクは、アドベンチャーやネイキッドモデルとなり、街乗りよりも、ツーリングに向いています。

バイクを製造する中では、他社の低コストで高機能なモデルが出ることによって、売り上げは下がっていきます。
1970年になると、売り上げが更に徐々に下がって、この年に会社は倒産します。
かろうじてインドのサテライト工場のみ残り、このために、現在は主にインドでバイクを製造し、世界各国に輸出しています。
最近になり、アイシャーグループに吸収され、その一員となっています。
そのために、アイシャーの子会社として、バイク製造を手がけています。

歴代のバイク

・ファーストモデル

フランスのデザイナーが設計した、最初のモデルであり、特に型番などはありません。
1910年にはスイスのエンジンを搭載し、1912年になると、自社エンジンを搭載し、モデル160と命名されます。

・ブリット350

1924年に最初の4気筒エンジン搭載バイクを発売し、1931年に350cc排気量のバイクを発売します。
これが現在のロイヤルエンフィールドのルーツとも言われており、1936年には570ccモデルも発売開始しします。

・ブリットシリーズ

1955年になると、イギリスにある新工場でブリットが生産開始されます。
1960年までの間には、様々なモデルが誕生し、エンジンやボアサイズ以外は同じでした。
細かいマイナーチェンジを経て、現在のブリットが出来上がっていきます。
会社が倒産すると、インドにあるサテライト工場で作られるようになります。

・インディアンシリーズ

アメリカ市場開拓のために、開発したバイクです。

・コンチネンタル

1962年にカフェレーサーを元にして作ったバイクです。
この頃になると、会社は売却されてイギリスでのブリットの生産は終わりますが、他のモデルは製造されていきました。