ヨーロッパのバイク事情

乗られているバイクの種類

いろんな国によって環境は異なり、気候、道路環境、風習などいろんな観点から交通手段なども変わってきます。
日本でも北は北海道から南は沖縄まで、季節や環境も異なることから道路環境も違っています。
特に道路の影響を受けやすいバイクは、乗っている国、乗らない国、乗っている場合は種類などにも違いがあります。

特にヨーロッパでは国々に特徴があり、のっているバイクの種類やカラー、道路環境なども異なります。
最も小型のバイクで50ccから100ccまでスクーターをよく乗っているのが、地中海側の地域です。
地中海というと、ギリシャ、イタリア、スペイン、クロアチア、ポルトガルなどがあげられ、どの国も生活の移動手段として活用している人が多いのが特徴です。
街にはたくさんのバイクが走っている様子やバイクが路肩にバイクがたくさん止められているのを見かけます。

乗られている車種に関してはイタリア製やフランス製のメーカーで、PIAGGIO、PEUGEOT、APRILIAなどのメーカーが多いのが特徴です。
ただし日本のメーカーをこよなく愛しているのが、ギリシャです。
ホンダやヤマハやスズキなどの中古品などがたくさん走行しています。

環境とバイクの違い

地中海は気候が温かく、晴れ間も長いことからバイクで移動することが適しています。
アテネの街並みなどでは細い道などが多く、道が入り組んでいるため車では移動しにくい環境になっています。
そのためバイク移動する方が便利で、なおかつ効率もいいため買い物やお出かけなども気軽に運転できます。

どちらかといえば50ccのスクーターよりも100cc前後のバイクの方が移動手段に使用されていることが多いです。
また色目に関しても国ごとに違いが出てきます。
フランスでは黒やシルバー、ゴールドなどシックな色目が多いのが特徴です。

これに対してスペインやクロアチアなどラテン系の国では赤や青、黄色といった派手な色目が好まれて乗られています。
このような色の違いが生まれるのも特徴の一つです。

道路状況

同じヨーロッパでも道路の環境は大きく異なります。
イタリアやフランスではスクーターのタイヤが14インチや17インチを利用している人が多いです。
日本で標準サイズが10インチなのでかなり大きめになっています。

どちらの国も舗装した道路の段差が多く、石畳の街でも走行しやすいようにタイヤの大きさが大きく細めのものが使用されています。

ヨーロッパの中でもオランダやベルギーでは、道路の整備が自転車優位に作られています。
自転車専用道路や信号、歩道橋などの道路設備が完備されています。
そのためバイクを使用するよりも日常生活は自転車で過ごす人が多いのが特徴です。
道路の環境によっても移動手段やバイクの種類が異なることがわかります。