バイクを趣味にする場合、盗難対策は必須といえるでしょう。
バイクの盗難情報は公開されているため、その傾向を知っておくことは助けになるでしょう。
盗難事件について
まずバイクの盗難件数ですが、平成13年をピークに減少傾向にあります。
平成13年は24万件以上のバイク盗難事件が発生していました。
現在ではそこまでではないものの、毎年約7万件のバイク盗難事件が発生しています。
注目したいのは、発生率と検挙率です。
数年前のデータから計算すると、バイク盗難事件の発生率は1000台あたり23台以上となります。
つまり毎年50台に1台以上の割合で盗難事件が起こっている計算になります。
検挙率にも注目してみましょう。
バイク盗難事件の件数は約7万件ですが、検挙率は約7,000件です。
つまり盗まれたバイクのうち10台に9台は取り戻すことができないのです。
これらのデータを考えると、いかに盗難対策が重要であるか理解できると思います。
発生場所
さてバイク盗難事件はどのような場所で発生しやすいのでしょうか。
道路上が最もバイク盗難事件が発生しやすいと考えるかもしれませんが、
最も盗難が多い場所は駐輪場です。
道路上と駐輪場を比較した場合、駐輪場のほうが3倍以上も
盗まれる確率が高くなることをデータは示しています。
ほとんどの方は駐輪場にバイクをとめる場合、ワイヤーロックなどを使用していると思います。
しかしそれでも盗難事件は頻発しているのが現状です。
月極の駐輪場を利用されている方も少なくないと思います。
しかし駐輪場は最も盗難事件が発生しやすい場所だということを理解していただければと思います。
駐輪場に次いでバイク盗難事件が発生しているのが、自宅駐車場です。
盗難事件の傾向としては、目をつけたバイクを深夜や留守中に盗むパターンが多いです。
バイク窃盗団の多くは、目をつけたバイクを何週間も観察し、持ち主の行動パターンを把握しています。
巧妙化する手口
最近では盗み出す手口も巧妙化しています。
ワイヤーロックなどを切断する道具はもちろん、クレーン付きのトラックまで用意しています。
強力なワイヤーロックを使用していても、
建造物に固定されていなければ、台車などを使用して運びだしてしまいます。
バイク窃盗団は少なくとも3人以上のチームで動きます。
このため盗み出す時間も数分で終了してしまうため、朝になるまで気づかないライダーが多いのです。
以上の傾向を考えると、
バイクの盗難対策としては「バイクを見せないこと」や「バイクに触らせないための工夫」が重要になるといえるでしょう。
これらを兼ね備えているのがバイク倉庫です。
バイク倉庫なら外側からバイクが見えないため、窃盗団に目を付けられる可能性は低くなります。
またバイクに到達するまでに、倉庫を破壊する必要があります。
さすがに建築物を破壊すれば大きな物音がしますから、窃盗団も狙いにくくなります。
バイク窃盗団からバイクを守るために、バイク倉庫は最適といえるでしょう。