自分でできるプラグ交換とバッテリー整備のポイント

自分でできるメンテナンスと言えば車体の洗浄やさび落としですが、もう少し本格的にやろうと思ったらプラグやバッテリーのメンテナンスもしてみたくなるでしょう。ここでは、初心者でもできるプラグ交換方法やバッテリーの整備方法を紹介します。

プラグの点検交換方法

シリンダー内で気化したガソリンに点火をするスパークプラグは、バイク整備においてメインといえるパーツです。パーツの中でも最も重要なスパークプラグは、定期的に交換が必要です。しかし、プラグの交換は初心者でも簡単に点検・交換ができます。この部品、エンジンパフォーマンスに与える影響が大きいパーツなので、是非頻繁にチェックしたいパーツです。

整備のポイント

プラグ交換に使用する工具は、プラグレンチ1本です。さまざまなプラグのサイズがあるので、自分のバイクにあった工具を選びます。プラグコードを外し、レンチをプラグの頭にかぶせて回すことで、プラグを外せます。黒く炭化していれば、パーツクリーナーをかけて、ナイロン製のブラシでやさしく清掃します。交換時期は電極の角が丸く消耗していれば、速やかに新しいプラグに交換します。また、エンジンを止めた直後は交換の際のやけどに注意しましょう。新品のプラグを入れる際は、ねじ山を締めすぎないようにします。締め付けは、手で締めつけられる限界の位置から、レンチで、2~2/3回転が目安です。

バッテリーの交換

バッテリー液が必要な開放型のバッテリーはもちろんのこと、メンテナンスフリーと言われている液の消耗がほとんどないMF型のバッテリーもメンテナンスが必要となります。バッテリーはバイクの各部に電力を供給する重要なパーツですので、定期的に整備をしましょう。

整備のポイント

開放型バッテリーの場合は、液量をチェックし、低下している場合は、バッテリー液を補充します。端子部の汚れやゆるみをチェックし、サビや粉が出ていたらヤスリでこすり落とします。また、車体への取付け状態もチェックしゆるんでいればしっかりと固定をします。セルスターターが弱々しかったり、ライトが暗く感じたりした時は電圧が低下している証拠です。その場合は、充電を行いそれでも解決しない場合バッテリーの寿命です。また、長時間バイクに乗らない場合は、バッテリーのマイナス端子を外しておくようにすると、放電を防げます。