初心者必見バイク整備時に必要な工具とは

バイクのメンテナンスでは工具を使いますが、最低限の工具といえば、「車載工具」です。車載工具とは日常的なメンテナンスからツーリング先での軽いトラブルを解決するうえで、その車両に最低限必要となるものです。また、この工具は可能な限りコンパクトに収納されているのが通常となります。ここでは、バイクに乗るなら必須といわれる必要最低限のメンテナンス工具について紹介します。

説明書に書いてある整備をする場合

どこまでやるかで大きく変わってきますが、まずはブレーキ、クラッチの遊びの調整、ミラー調整、チェーン引き、エアエレメント交換それらに伴うカウルの取り外し、電球交換で考えてみましょう。

これらを整備するために必要となってくる工具は、プラスドライバー、マイナスドライバー、ヘキサゴンレンチ、コンビネーションレンチなどです。整備に必要なサイズは車種や規格によりまちまちですが、国内産のバイクのメンテナンスで必要なってくるのは、ドライバープラス2番、3番、マイナスの0.8、1.0、ヘキサゴンレンチで、4㎜、5㎜、6㎜、コンビネーションレンチで8㎜、10㎜、12㎜、14㎜、17㎜、19㎜といったところです。これらのレベルなら、セット売りをしているレンチセットを買っておけば足りないということはほぼありません。ただ、ボルトナットが空回りしてしまう場合には同じサイズのものが必要となることもあります。こういった際に最初からついてきた車載工具を活用して、補助的に併用しましょう。

作業効率や精度を上げたい場合

基本的な工具を使いこなせるようになって、オイル交換やマフラーの交換まで挑戦するようになってくると、作業精度や作業効率が気になり始めるでしょう。そうなったら、ソケットレンチ&ラチェットハンドル、クローズドエンドレンチの各種サイズも買い足していきましょう。ソケット&ラチェットハンドルには差込角というサイズがあります。バイクの外装の整備だけであれば、3/8インチ1本で十分です。この時点でさらに大がかりところも自分でやるつもりはないといった人はラチェットのハンドルは、スタビー(柄の短いタイプ)を選んでおくといいでしょう。

まとめ

オイル交換をしたり、マフラー交換をしたりするようになってくると、基本的な工具では物足りなくなってくるでしょう。そういった時は必要に応じて各種工具をそろえましょう。最もコストパフォーマンスが高いのは、中級品のセットを一気にそろえてしまうことです。